女性が営業職に転職するメリット

女性営業職が転職先を選ぶ際のチェックポイント

女性営業職が転職先を選ぶ際のチェックポイント

かつて日本では、「男が働き、女は家庭を守る」という考え方が定着していたため、女性と言えば、いわゆる「お茶くみ」のような仕事をするのが一般的でした。しかし、1985年に成立した男女雇用機会均等法により、採用や昇進において男女を差別することが禁止され、世の中の流れは変わり始めました。さらに、2015年には女性活躍推進法が施行され、働く女性はどんどん増加していきました。

特に営業職は、「体育会系気質の男社会」というイメージから一変、人材や保険、教育業界などさまざま場所で女性が活躍しています。働き方の多様化やワークライフバランス意識の高まりなどによって、プライベートと両立しながら働ける環境が整ってきたことも要因の1つでしょう。とはいえ、業界によってはまだまだ男性が多いのも事実です。女性が営業職を目指す場合、活躍しやすい業界や女性の強み、転職のポイントなどを知っておく必要があります。

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女性営業職が多い業界

女性営業職が多い業界

女性営業職が多い業界としては、保険や教育、人材などの無形商材、または女性向け商品(化粧品や下着)などが挙げられます。無形商材は、有形商材よりも商品の差別化が難しいため、「いかに顧客の課題を把握し、ニーズに合った提案ができるか」ということが重要になります。そのため男女による差が出にくく、経験を積んでスキルを磨けばキャリアアップもしやすい仕事と言えます。

また、保険や教育など生活に直結する商品やサービスは、女性が決裁権限を持っていることが多いため、女性であることが営業活動において有利になる可能性もあります。さらに、人材業界においても、女性ならではの共感力や傾聴力、相手に与える安心感などが役立つとして、女性営業職を積極的に採用している会社も少なくありません。

このほかに、住宅業界や車関連業界なども購入時に女性の意見が反映される傾向があるため、営業職として活躍している女性が多いです。

女性営業職の強み

女性営業職の強み

女性向け商品や女性の意見が反映されやすい商品・サービスにおいて、女性であることが強みになることは言うまでもありません。しかし、それ以外にも女性ならではの強みはあります。

たとえば、女性は男性に比べて共感性が高いと言われています。営業職は相手とコミュニケーションを取り、ニーズを把握することが基本。女性は相手の意図を素早くくみ取りそれに共感する能力が高い傾向があるため、ちょっとした発言やしぐさから顧客のニーズを読み取ることが得意なのです。

また、意外かもしれませんが「母性」も営業職の強みになります。母性とは「子どもを産んで育てる」という本能ですが、仕事においては「利害関係なく、責任を持ってやり抜く」という強みに繋がります。さらに、男性が気付かないようなことを察したり、高い会話力で人と打ち解けたり、気持ちの切り替えが早いといった点も女性の強みと言えるでしょう。

女性が営業職で転職を成功させるカギ

女性が営業職で転職を成功させるカギ

営業職の求人数は比較的安定しているため、経験者の場合、転職先の選択肢は多いでしょう。未経験者の場合も応募できる求人は限られますが、それほど難しくありません。しかし、会社によっては残業が多い、ノルマが厳しい、育休が取りにくいなど女性にとっては働きにくい場合があります。また、男社会の風土が強く残っている場合、入社後に肩身の狭い思いをする可能性もあるでしょう。

そのため営業職に転職する際には、以下のポイントを押さえておきましょう。
・残業時間を調べる
・産休・育休の取得実績を見る
・女性が活躍しやすい分野を狙う

残業時間については、口コミサイトや知人の話を参考にすると良いでしょう。また、産休・育休は制度があっても実際には機能していない可能性もあるため、「実績」を見ることが大切です。さらに、キャリアアップを考慮し、女性が活躍しやすい分野を狙うのも成功するためのカギのひとつです。

女性 営業の仕事体験談

女性営業職の仕事体験談:働いてよかったこと

女性営業職の仕事体験談:働いてよかったこと
30代女性

「未経験から営業職なんてできるの?」と不安を持ちながら始めた仕事でした。しかし、働いてみると、多くの人と会話をすることで新しい発見や刺激を貰えるので、挑戦してよかったと思っています。また、頑張った分だけ給料が上がるのもやりがいの1つです。

女性営業職の仕事体験談:営業職のメリット

女性営業職の仕事体験談:営業職のメリット
40代女性

営業職は比較的個人の裁量で仕事が進められます。なので、お客さんとのアポの時間を守れば、あとは自由に時間を使って仕事ができます。もちろん忙しいときもありますが、オフィスでじっとしているのが苦痛な私にとっては、とても良い環境だと思います。

女性営業職の仕事体験談:たいへんだったこと

女性営業職の仕事体験談:たいへんだったこと
20代女性

営業は外に出ることも多い仕事なので、体力的にきついと感じることがあります。力仕事はありませんが、スーツ+パンプスで1日に何度も移動するのは楽ではありません。最近は慣れてきましたが、真夏や真冬では今でもしんどいときがあります。

よくある質問

女性が営業職に転職するメリットとは?
営業職は、個人の裁量に任せる部分が大きい仕事なので、比較的自由に仕事のやり方を決めることができます。顧客とのアポに遅れるのはもちろんご法度ですが、事務職や販売職と比べると時間の使い方もかなり自由です。また、営業職は成果報酬制を採用していることが多いため、頑張っただけ収入がアップしやすいのも魅力です。さらに、営業職は比較的求人数が多いため、豊富な選択肢の中から自分に合った職場を選ぶことができるでしょう。
未経験でも女性で営業職への転職は可能?
未経験の女性が営業職に転職するのは十分可能です。というのも、営業職の求人は比較的多く、近年では女性の強みを再確認し重宝している会社も多いからです。特に保険や教育、人材、女性向け商品を扱う会社ではその傾向は強いです。また、営業職は顧客の課題を解決することが目的であるため、営業職だけでなく他職種の経験もさまざまな形で活かすことができるでしょう。未経験の場合は、これまでの経験に関連する分野や、興味のある分野を中心に転職活動を進めることをおすすめします。
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